雨の季節に輝く花「紫陽花」

季節のお花

じめじめとした梅雨の時期に、ひときわ鮮やかに咲き誇る「紫陽花(あじさい)」。
今回はお花に興味を持ち始めたばかりの方にも分かりやすく、紫陽花の魅力や育て方、ちょっとした豆知識をご紹介します。

 

紫陽花ってどんな花?

紫陽花は、日本が原産の花で、6月〜7月にかけて見頃を迎えます。
特徴はなんといっても、花の色が変わること。
土壌の性質によって、青、紫、ピンクなど色とりどりに変化する不思議な花です。

  • 酸性の土 → 青系の紫陽花
  • アルカリ性の土 → ピンク系の紫陽花

この性質を活かして、ガーデニングでは「色を調整する」楽しみ方もできます。

紫陽花の花言葉とその意味

  • 移り気(花の色が変わることから)
  • 冷淡(雨に濡れても凛と咲く姿から)
  • 家族団らん(たくさんの花が密集して咲くことから)

ネガティブな意味もありますが、最近では「家族愛」や「和の美しさ」の象徴としてポジティブに捉えられることが増えています。

紫陽花を育ててみよう!初心者向けのポイント

「お花を育ててみたいけど難しそう…」という方にも、紫陽花は比較的育てやすい花です。

▷ 植える場所

半日陰〜明るい日陰がおすすめ。直射日光は避けて、風通しのよい場所に。

▷ 水やり

土が乾いたらたっぷりと。特に夏場は水切れに注意。

▷ 剪定(せんてい)

花が終わったら、7月中旬までに剪定を済ませるのがポイント。
遅れると翌年花が咲かなくなることもあります。

紫陽花を長く楽しむ!切り花を長持ちさせるコツ

お庭や花屋さんで手に入れた紫陽花を、花瓶に飾って楽しむ方も多いはず。
でも、紫陽花は切り花にするとすぐに萎れてしまうことがある繊細なお花です。
以下の方法を試して、少しでも長く楽しんでみましょう!

▷ 茎の切り方にひと工夫

茎の切り口を縦に割る(十字にカットする)ことで、水の吸い上げがよくなります。
また、「湯揚げ」という方法も有効です

  1. 茎の先を1~2cmほど斜めに切る
  2. 沸騰したお湯に5〜10秒ほど茎の先端を浸す
  3. すぐに冷水に移す

これにより、空気が詰まって水を吸えなくなった茎をリセットできます。

▷ 水揚げに使う水にも注意

冷たい水を使い、毎日取り替えるのが基本です。
花瓶も清潔に保ちましょう。

▷ 葉を数枚取る

葉が多すぎると水分が蒸発しやすくなります。下の方の葉は数枚取り除いておくと◎。

見て楽しむ!全国のあじさい名所

梅雨の時期には、全国各地で「あじさい祭り」が開催されます。

  • 鎌倉(神奈川)…明月院や長谷寺など、歴史ある寺と紫陽花のコラボが人気
  • 吉野山(奈良)…山の斜面に咲く数万株のあじさいは圧巻
  • 下田公園(静岡)…15万株以上が咲き誇る日本最大級の紫陽花園

お花を“育てる”だけでなく、“見に行く”のも立派な楽しみ方ですよ♪

おわりに

雨の日が続くとつい気分も沈みがちですが、紫陽花はそんな季節を彩ってくれる心強い味方。
ぜひ、近くで咲いている紫陽花に目を向けてみたり自分で育ててみたりして、お花のある暮らしを始めてみてくださいね。

なかなか自分で育てる自信がない…。
紫陽花を使ったそのまま飾れるインテリアがあるといいのになぁ…。
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